咲き誇る我が花

ある森の奥深くの古城に住む神様がいました。
その神様は特殊魔法が得意で、
あらゆる植物を操りました。
そしてなにより、
その神様は美しい綺麗なものが大好きでした。
城の中は花が咲き乱れており、
もちろん自身の身なりも整えて。
自身の美しい歌声で、
森に暮らす妖精や精霊達を魅了していました。

これはそんな神様と共に暮らすエルフのお話。

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古城の奥の部屋にて。
カーテンから差し込む朝日に
ジャスミンは目を覚ました。
「んぅ……」
と唸ってゆっくり体を起こした。
グッと伸びをしてしばらくぼんやりする。
そしてハッとしては、
ベッドから降りながら
「あの人にお茶を出さなきゃ……」
と言った。
あの人……というのはこの城に住む
植物の神様ジャックのことである。
ジャックに朝お茶をいれて
持っていくのがジャスミンの日課なのである。
とはいえこんな寝起き姿で行く訳には行かない。
ジャスミンは自身の肩まで伸びた
黒髪をブラシでとかし、
軽くメイクを施す。
作業着のような、そんな緑のドレスと
エプロンを身にまとって
ジャスミンは部屋を出た。