満月と太陽



「焦った?俺が試験に合格したこと」


顔を覗き込む。


静かに俯く。顔を横に振る。


「じゃあどうして──」


「私ね、頭悪いんだ。だから試験日近いって


嘘ついたの。宗次郎くんには時間的に


迷惑かけさせたくなかったから」