王家の皆さん覚えていますか?辺境に追いやられた王太子の元婚約者です。

 たとえ心が擦り切れていても、セフィリアの中にはカシアズへのわずかな情が残っていた。心のどこかでは、まだ彼を信じていたのだ。ゆえに、突如突きつけられた婚約破棄という事実を、到底あっさりと飲み込めるはず