真夏の一夜は恋の始まり(新装版)

 🎵先生さようなら、みなさんさようなら🎵

 今日も子ども達とお帰りの挨拶をして1日が終わる。子ども達も帰って保育室の掃除をしたり、次の日の準備をしていると、良樹先生が私の担任しているクラスのつばめ組を尋ねてきた。

 「花凛先生、朝言ったお話なんですけど…⁇」

 良樹先生が言いにくそうに口を開いた…。

 そう言った途端、「花凛先生、ちょっと保護者の方がお話があるそうなのでいいですか⁇」

 急に遅番の先生から呼ばれてしまった⁉︎

 「あっ。はい。今行きます。良樹先生すみません。」

 「いえ。いいんです。行ってください。」

 そう言って私は保護者対応に向かうことにした。良樹先生の話が気になったけど、また戻ってから話せばいいやとあまり気にしなかった。

 戻ると良樹先生はもうクラスにはいなかった。良樹先生もういないな⁇他の先生に確認しても良樹先生はもう帰ったと言って帰宅したようだ。話があるって言ってたのに、今日はいいのかな⁇と私も退勤して帰る事にした。

 保育園を出ると、なぜか良樹先生が園の外で私を待っていた。

 「お疲れ様です。良樹先生どうされたんですか⁇」

 
 私は疑問に思って訊ねた。良樹先生が園外の外で私を待つなど今までになかったからだ。

 「今朝言ったこと、保育園では話しにくかったので、ちょっと外で話せないかと思って花凛先生を待ってました。」

 外で⁇そんな事一度もなかったのに⁇本当に何の話だろう⁇

 私は益々疑問に感じてしまう…。