真夏の一夜は恋の始まり(新装版)

 2週間が経ち、秋の気配が近づいて、過ごしやすい季節となった。
 
 私はなぜか今都心から外れたキャンプ場にBBQに来ている。

 メンバーは歩美と、同じく高校の同級生の喜美《きみ》ちゃん、職場の後輩の恵美ちゃん、宮内さん、長内さん、同じ消防署の同僚の秋元《秋元》さん、中村《なかむら》さんの8人だ。
 週末のキャンプ場はそこそこ賑わっていた。

 なぜ急にキャンプ場でBBQすることになったかと言うと…⁇



◇◇◇



 2週間前に遡る…。


 「歩美ー。長内さんと私もうだめかも。うちら2人全然打ち解けられないし、むしろ仲最悪だし。全然噛み合わないし〜。」
 
 この世の終わりみたいに泣いて電話した私。歩美は半ば呆れながら私の愚痴を聞いてくれた。

 「何で⁇普通2人で帰っていい感じになるんじゃないの⁇」

 それが目的か⁈だから私達を2人きりにして2人だけで帰したのか⁈

 「全然いい感じにならないよ。むしろ悪くなる一方だよ。」

 歩美はハー何であんた達はまとまらないのかねと溜息をついて呆れている。

 そもそも歩美と宮内さんがいらん気を回して私達を2人にするからだから⁉︎

 私はこうなった事の経緯を歩美に泣きながら相談した…。