真夏の一夜は恋の始まり(新装版)

 春になり、私達は一緒に暮らす為に引っ越しを始めた。中々連休が取れず、まだ大一の実家には行けてないが、とりあえず一緒に住む旨を実家には伝えたとのことだった。

 浮いた話一つなかった大一に遂に彼女ができて今度連れてくる事になったとお母さんが喜んでいるようだ。

 弟の稔は会社の近くに住むところを探して引っ越し、1ヶ月くらい経ってアパートの更新に合わせて私も引っ越す事になった。

 住む所は二人で悩み、2人の職場のどちらからも近い所で探す事になった。

 お互いに忙しいから中々予定が合わず、引っ越しまでバタバタしてしまった。結局一緒に住めるようになるまでに1ヶ月くらいかかり、やっと落ち着いた頃には5月になっていた…。

 私の職場には引っ越した事を報告し、結婚も考えている人がいるときちんと報告した。

 「花凛先生遂に彼氏さんと結婚ですか⁇」と軽く噂になったので、「いずれは…⁇」と少し自信なさげに照れたように答えた。

 私はこの春から7年目で副主任になり、クラスから外れてフリーの立場となった。

 キラキラの新人恵美ちゃんは2年目となり、この春からまた新人さんが1人入る事になった。

 恵美ちゃんも先輩となり、少し逞しくなって元気に働いてくれている。