余所者-よそもの-【 3 】




……シトウを、潰す……?


私は呆けた。

だって、シトウを潰すだなんて。


そんなことが、できるの?


「ユキは、なにも無茶を言ってるわけじゃない」

潤が静かに口を開く。


「今、俺たちには露天街と、Z地区の二つの勢力が集まってる」

「……露天街も?」


言われてみれば、さっきここに来るまでの、たくさんの人。

ユキの指示で動くという見張り、護衛。


Z地区は千景が動かしているに違いない。

だけど、露天街はどうして。


「ユキは露天街の奴らを雇った。金さえ払えば動くヤツを、一人ずつ」

「雇った……?」

「だけどそれもZ地区との抗争までの話だ」