余所者-よそもの-【 3 】



再び車に乗り込み、しばらく走った。

目的地は、知らされないまま。


「ウゲ!」

突然声を上げたリンコに、すぐさまトウジが反応した。

「なんだ」

「一瞬、アタシの店に寄ってくんない?」

「何かあったのか?」

「今日、酒屋来るの忘れてた」

「そんなもん、店のヤツに任せろよ」

「新しく入れるボトルがあるの。アタシが確認しないとダメなのよ」


そうして車は、リンコのお店。

SHOW-Me(ショウミー)。

その路肩に停車した。


「15分で戻ってくるから!」


そう言って、出て行ったリンコ。

車内は、私とトウジの二人きり。