余所者-よそもの-【 3 】



――それからも。

私のところには、毎日誰かがやってきた。


千景はユキに嫌な顔をされながらも、何度も顔を出した。

デックまで一緒に来た日もあった。


リンコは宣言通り、何度も料理を作りに来てくれた。

潤は毎回お酒を持って来ては、リンコの料理をつまみにして飲んだ。


サンコンとバンは、理由は聞いていないけどいつも二人一組。

たぶん、バンがまた変なことを言わないように、サンコンが保護者役なんだと思う。


その間、身体は少しずつ回復した。

昼間に落ちるように眠る回数は次第に減って。

悪夢を見る回数だって、同じように減った。


獏からもらったノートは、ユキが眠っている間やシャワーの合間を縫って、一人こっそり。

毎日少しずつ、少しずつ、書きなぐった。


散らかっていた部屋も綺麗になって。

ユキやみんなに手料理を振る舞うようになり。


そんな日々を繰り返して。



――気がつけば、ラボを出てから一ヵ月が経っていた。