余所者-よそもの-【 3 】



「どうしてそんなこと聞く?」

「……いえ」

「もしかして、一緒に寝てほしい?」

「………」

「俺がいたら、眠れる?」

「……わ、わからないですけど」

「うん」

「眠れる……気がします」


すると、ふわっと布団が持ち上がり、冷たい空気が入り込む。


「……え?」


ベッドが軋んで、シーツの擦れる音がして。

安心する匂いが濃くなった。


――ユキが、ベッドに入ってきた。


「……いいんですか?」

「かぁこが寝付くまで」

「………」

「寝たら、俺はソファに戻る」


触れそうな距離に、鼓動だけが速い。

だけど不思議と心地いい。

気がつけば、夢の事なんて頭からなくなっていて。