その日私はご飯を食べて、そのまま眠った。
ふと、身体の節々の痛みに目を開くと。
「……は?」
私のお腹に顔を埋めて眠る、白い頭。
「ちょっとっ」
焦って肩を押しのけて、気がついた。
手に触れたのは、滑らかな素肌の感触。
この人、服を着ていない……?
「おはよう」
カーテンの閉ざされた部屋は真っ暗。
おそらく時刻は深夜。
私の声に目を擦りながら起きた、地下の売人。
外からの薄明りに、彼の身体がうっすらと目に映る。
「な、な、な」
「どうしたの?」
「どうして裸なのっ」
上半身どころか、パンツさえ履いてない。
全裸。
思わず私は自分の身体を確かめた。
何も起きていないし、自分は服をきちんと着ている。
「お風呂入ったから」
「はあ!?」
「僕、服着ない派」
「………」
「もう起きる?」
「……寝るし、あっち行って!」
私は背中を向けて布団を頭から被った。
何を考えてるの、この人。


