余所者-よそもの-【 3 】




その日私はご飯を食べて、そのまま眠った。

ふと、身体の節々の痛みに目を開くと。


「……は?」


私のお腹に顔を埋めて眠る、白い頭。


「ちょっとっ」


焦って肩を押しのけて、気がついた。

手に触れたのは、滑らかな素肌の感触。


この人、服を着ていない……?


「おはよう」


カーテンの閉ざされた部屋は真っ暗。

おそらく時刻は深夜。


私の声に目を擦りながら起きた、地下の売人。


外からの薄明りに、彼の身体がうっすらと目に映る。


「な、な、な」

「どうしたの?」

「どうして裸なのっ」


上半身どころか、パンツさえ履いてない。

全裸。


思わず私は自分の身体を確かめた。

何も起きていないし、自分は服をきちんと着ている。


「お風呂入ったから」

「はあ!?」

「僕、服着ない派」

「………」

「もう起きる?」

「……寝るし、あっち行って!」


私は背中を向けて布団を頭から被った。


何を考えてるの、この人。