……夢。 また、悪夢を見てしまった。 「………」 頻度はかなり減ったけれど、やっぱりまだ見ちゃうんだ。 ガッカリしてしまう。 私はベッドから起き出し、水を飲もうとリビングに向かった。 ――カチャ……と、静かに戸を開けた。 「……かぁこ?」 明かりの消えた、リビング。 掠れたユキの声がどこからともなく聞こえた。 ピ、とリモコンの音がして、明かりがパッと点く。 「どうした?」 「ごめんなさい、起こしてしまって」 「夢を見たのか?」 ユキは、ソファの上で眠っていたようだった。