余所者-よそもの-【 3 】



「………」

「………」


どうしよう。

気まずい。


「……これ、美味しいですね」

「うん」

「いつ買ってきてくれたんですか?」

「さっき」


「………」

困り果てていると、呼び鈴が鳴った。

即座にユキが立ち上がり、エントランスを開錠する。


程なくしてやってきたのは――助け船。


「はーい!カナコちゃん、久しぶり!」

「潤さん……」


久しぶりなのに、久しぶりじゃないみたい。

いつも通りの、潤らしい挨拶。


「心配したよ、俺」

「ご心配おかけしてすみません」

「まぁまぁ。ちょっと痩せたな?」

「丸い顔が少しマシになりました」


潤とあれこれ話している内に、ユキは食べ終えた食器を片付けた。

私はどうも食べきれなくて、それを察した潤が一緒になってご飯をつまんでる。