余所者-よそもの-【 3 】



私は食事の用意をしながら、頭の中を整理して。

テーブルに掛けたユキの前に、ワンプレートにしたお惣菜をコトリ、と置いた。


自分の前にも同じものをおいて、ゆっくりと腰かける。

どちらからともなく食べ始めた。


ユキは何も言わない。

少し重たい空気の中、私は口を開く。


「千景は」

「………」

「私には、優しいです。どうしてかはわからないけど」

「いや、いい」

「………」

「聞いた俺が悪かった」


「………」

これ以上言わないほうがいいのかな。

でも。

今を逃せば、きっと言えるタイミングが無くなってしまう。


「それに千景、とても寂しそうだから」

「………」

「だから、一緒にいられるときは、一緒にいてあげたいなって思ってます」


そう言って、ちらりとユキを見た。

ユキはやっぱりこちらを見てはいなくて。


「わかった」


その顔は何を考えているのか、よくわからない。