私は食事の用意をしながら、頭の中を整理して。
テーブルに掛けたユキの前に、ワンプレートにしたお惣菜をコトリ、と置いた。
自分の前にも同じものをおいて、ゆっくりと腰かける。
どちらからともなく食べ始めた。
ユキは何も言わない。
少し重たい空気の中、私は口を開く。
「千景は」
「………」
「私には、優しいです。どうしてかはわからないけど」
「いや、いい」
「………」
「聞いた俺が悪かった」
「………」
これ以上言わないほうがいいのかな。
でも。
今を逃せば、きっと言えるタイミングが無くなってしまう。
「それに千景、とても寂しそうだから」
「………」
「だから、一緒にいられるときは、一緒にいてあげたいなって思ってます」
そう言って、ちらりとユキを見た。
ユキはやっぱりこちらを見てはいなくて。
「わかった」
その顔は何を考えているのか、よくわからない。


