車はやがて、ユキのマンションに到着した。 なんとか、無事に。 なにはともあれ久しぶりのマンション。 ユキと千景、三人揃って扉を開けた。 ――ガチャ。 そこに広がる光景は、ユキから聞いていた通り。 「………」 「………」 洋服や物で敷き詰められた、足の踏み場のない汚い家。 怪訝な顔でこちらを見てきた千景と、目が合う。 「汚な……」