――それから。 私たちは大きな木の下に腰を下ろし、その太い幹に背中を預けて、たくさん話をした。 とりとめのない話から。 最近のAnBar、みんなの話。 Z地区と争ったこと。 結果、千景としぶしぶ行動を共にするようになったこと。 リンコが強い友達を連れてきたこと。 ユキの家はすっかり元通り散らかって、足の踏み場がなくなっていること。 マンションで、ユキが私に作ってもらいたい料理。 そんな話をしながら。 気がつけば。 「………」 ――私はユキの肩に頭を預けて、眠ってしまっていた。