余所者-よそもの-【 3 】



「………」

私は丸めた手をぎゅっと固く絞った。


「あの……前に……ユキさんが私に、」

「いい」


……え?


「告白の返事だろ?」


コクン、と頷いた。


「いらない」

「………」

「お前が元気になって、シトウのことも全部片づけて。それからもう一度ちゃんと言うから」


「………」

ユキは……どこまで私を甘やかすんだろう。



「それに」


そして、真っ直ぐに私を見る。


「どのみちお前がどう言ったって、俺の気持ちは変わらない」

「………」


「嫌いって言われても、好きだ」

「………」


「大嫌いって言われても、大好きだ」

「………」


ユキさん。

それは。



「だから返事は意味ないし、いらない」


……それは、二度目の告白になってます。


「………」

きっと、私の顔は真っ赤。


『好き』『大好き』

二つの言葉がぐるぐると私の中を駆け巡って、至るところに火をつける。

全身が熱くて、頭は真っ白。