余所者-よそもの-【 3 】



――どうして、私はここにいるんだろう。


ここは病院?

でも、無機質なコンクリートに覆われたここは、とても病院っぽくない。


カチャカチャと頭上で取り替えられる点滴。

そこから伸びる管に繋がれた自分の腕。


ぼんやりとした視界の端に、白い何かが映る。


「………」


白い服を着た……人。

この人は誰?


いや、私はこの人を知ってる。

何度も顔を見てる。


ずっとそばで世話をしてくれている人だ。


「……お医者さん、ですか?」

「医者じゃねぇよ。俺は創薬師。薬をつくってる」

「でも……点滴」

「こんなもん医者じゃなくても、サルでもできる」


……サルにはできないと思う。