獏は日中、二人をラボに入れてやった。 カナコはまだぼうっとしている時間が長いし、会話も十分にできない。 それでも二人は幸せそうに彼女の世話をやり、回復を見守った。 獏は一つひらめいた。 「お前ら。一緒に入ってくんな」 二人一緒だとうるさい。 だったら一人ずつ面会に来い、と。 二人は応じた。 ただ。 どちらの頭の中にも、同じような心配事が頭をよぎった。 「お前……俺がいない間にかぁこに触るなよ」 「お前だってママに触るな」