余所者-よそもの-【 3 】



「………」


「生きてるって、言ってくれ」


「……生きて、ますよ」



瑞生さんがこちらを振り返る。

恐る恐る振り向き、交えた目は。


「………」


――僕の眼から、何か大事なものを覗き見られているみたいだった。



恐ろしく澄んだ瞳に、自分が映っている。

瑞生さんの瞳を通して見た、自分の顔は……どこか罪悪感が滲んでいる気がした。


瑞生さんはわずかに息を吐いた。

それを見て、僕だってひっそりと息を吐く。


「それを確認するために……わざわざ僕に会いに来たんですか」

「いや」

「じゃあ、」

「アイツの様子を、もっと教えて欲しい」


……なんの、為に。

この男の考えていることが、わからない。


見えない。

この男の腹の底が。