余所者-よそもの-【 3 】



バンはただただ唖然としていた。


「つ……強えぇ……」


そうしている間に、バンの持ち場である東側にも敵が流れてくる。


「き、き、きた……っ」


慌てふためくバンに、リンコが通話で呼びかける。


「抑えきれなかったらアタシとトウジでフォローするから。敵を送ったら一声頂戴」

「あ、ああ……」


頼りなく返事をするバンに、サンコンが話に割り込む。


「いえ。私がいます。どんどん取り零してください。……ここは退屈です」


落ち着き払ったサンコンの口調。

どうやら、おもちゃ箱にはさほど敵がいなかったらしい。


「サンちゃん、そこはこの作戦全部の起点。最重要の場所よ」

「わかっています」

「だからユキちゃんもアンタにそこを任せたんだからね」

「……はい」