余所者-よそもの-【 3 】


――――……
――…


翌日……

此処は、露天街の外れに位置するclub。


――AnBar……店内。



「いよいよ、今日だ」



潤の声が、静まり返った空間に落ちた。


カウンターを囲む、AnBarの面々。


リンコは腕を組んで壁に凭(モタ)れ。

サンコンはカウンターに広げた街の地図へ目を落とし。

バンは、何度も拳を握り直していた。


いつも笑い合っているメンツ。

今は、誰一人として笑っていない。



その後方で。


「………」


ユキだけが、ソファへ深く腰掛け、俯いたまま煙草を吸っていた。


潤はそんなユキを心配そうな目で一瞥する。

やがて切り替えるように深く一呼吸をすると、よく通る声を放つ。



「最後に配置を確認するぞ」