――――……
――…
翌日……
此処は、露天街の外れに位置するclub。
――AnBar……店内。
「いよいよ、今日だ」
潤の声が、静まり返った空間に落ちた。
カウンターを囲む、AnBarの面々。
リンコは腕を組んで壁に凭(モタ)れ。
サンコンはカウンターに広げた街の地図へ目を落とし。
バンは、何度も拳を握り直していた。
いつも笑い合っているメンツ。
今は、誰一人として笑っていない。
その後方で。
「………」
ユキだけが、ソファへ深く腰掛け、俯いたまま煙草を吸っていた。
潤はそんなユキを心配そうな目で一瞥する。
やがて切り替えるように深く一呼吸をすると、よく通る声を放つ。
「最後に配置を確認するぞ」


