余所者-よそもの-【 3 】




すると、エントランスの呼び出し音が鳴った。


「来客?」

「荷物かもしれません。何度か配達が来てたので」

ユキは私のそばを離れない代わりに、通販サイトを使って日用品などを調達していたから。


リンコは立ち上がり、リビングまでモニターを確認しに行った。


――ピ、と。

マンションエントランスのオートロックを解除した電子音がこちらまで届く。


リンコが寝室に戻ってくると、

「配達だったわ」と言って、寝室のドアの前で到着を待った。


程なくして、今度は玄関のチャイムが鳴る。

荷物が届いた合図だ。


「とってくるわね」


そう言って、リンコの姿がこちらから見えなくなり。


――ガチャ、と。

玄関の開く音が響いて、すぐだった。


リンコの短い悲鳴のような声と共に。

ガタガタと、物音が響く。


たちまち――ドゴンッ!!と何か、重たいものが倒れた音がした。