学校に居場所がなくなってしまった私は早退してひとり河川敷を歩いていた。 家とは逆方向で、今の時間帯はほとんど人が歩いていない。 時間を潰すのには最適な場所だった。 木製のベンチに座って川の流れを見つめていると、草むらの奥でガサガサと物音が聞こえた。 野良犬でもいるんだろうか? そう思って目をこらしてみると、そこから好弘が飛び出してきたのだ。