呪い地蔵

 呪い地蔵に何かを供えると、持ち主が死ぬ。
 私の住む村にはそんな伝承がある。
 そして私には嫌いな奴がいる。
 同じクラスの田村さんだ。私が好きな男子を奪ったあいつだけは許さない。
 呪い地蔵に会いに行くと、そこには私の鉛筆が供えられていた。
「なんで……失くしたと思ってたのに……」
 電信柱の陰から、田村さんがこっちを見て笑っていた。