桜降る夜、君とやけ酒


「彼女、誰だか分かって付き合って、る、の…?」


横を向き耳に手を当てる。


「誰って俺のもんだけど文句ある?」


白々しい。にも程がある。いっぱい文句ぶつけたいよ。


愛してたのに。信じてたのに。こんな形で裏切られる


なんてね──。


眉がピクピクしだす。


「俺別件で仕事あるんだわ。急ぎね」