姉上よりも皇后様に似ていました

(わたくし)は昨日から大人となった。

緊張して、上手く喋られないけれど、姉上に仕えてくださっている他の女房(にょうぼう)さんにご挨拶をする。

「初めまして。今日から、中宮様に仕えることになりました。」

「中宮様の御妹君と一緒に働くことができるなんて!」

と他の方々は受け入れてくださった。
その光景を見て姉上はただただ微笑んで、頷いていた。

「さすが私の自慢の妹ね、もう馴染んでいるわ」

褒められて、照れそうになるがお母様の仰っていたことを思い出す。

『姉の元で働くと思ってはダメよ。中宮様という上の立場の方なの。いい?』

「ありがたきお言葉でございます、中宮様」

姉上は少しだけ寂しそうな顔をしていらしたのだった。