朝から人混みのホームにうんざりしていた。「台風なのになんで電車動いてんだろって?」急に同じ年くらいの男子高校生に言い当てられ何も言い返せない。「同じさ」目が合い全身が熱くなる。「世の中って自分の思った通りに全然ならないよな」確かに。「そうだ。学校休ませてあげよっか?」腕をつかまれホームへ落とされそうになったが、すぐに引き戻された。「ジョークさ。でも休ませてあげる」彼は微笑むと電車を見て飛び降りた。