好きのアップデート

現れた彼は直毛で刈りそろえられた襟足。丁寧に切り取られた七三分けだった。いきなりのドストライクなイケメンの登場に退きそうだったけど前に進める。


膝が震える。つま先まで遠慮なしに緊張のビートを行き届かせる。私の脳よ。誤魔化しきれないか。雑な所望でいいから。


学校近くの自販機で買うことに決めた。



「本当にここでいいの?近くのスーパーまで歩けるけど」



「スマン…。これ以上は踏みとどまらないといけないんだ…、色々と…」