「それは、嫌だ」と快くんが低い声で呟いた。
一瞬で空気が張り詰め、全員の強い視線が快くんに集まる。同時に「相手が僕だから?」とか「本当はやりたくないのかな?」とか、マイナスな考えが頭の中をぐるぐるした。全員をチラリ見た後、理由を聞くのは僕だなと思い、静かに深呼吸した。それから静かに尋ねる。
「快くん、どうして嫌なの?」
しばらく沈黙した後、いつも凛としている快くんは珍しくしゅんとなり俯いた。そして小声で言った。
「だって、星くんとライバルになりたくないし、攻撃なんてしたくないから」と。
「原因って、それ?」
「攻撃してしまうくらいなら、星くんのワイヤーになりたい……」
「ワイヤーって、さっき僕が言ってたワイヤーアクションの?」
快くんは静かに頷いた。
嫌がる理由に対してマイナスなことばかり考えてしまっていた僕は、予想外の言葉に目を見開く。同時に心の奥が温かくもなった。僕はそっと胸に手を置いた。
――どうなるのだろう。僕たちの、舞台。
*
一瞬で空気が張り詰め、全員の強い視線が快くんに集まる。同時に「相手が僕だから?」とか「本当はやりたくないのかな?」とか、マイナスな考えが頭の中をぐるぐるした。全員をチラリ見た後、理由を聞くのは僕だなと思い、静かに深呼吸した。それから静かに尋ねる。
「快くん、どうして嫌なの?」
しばらく沈黙した後、いつも凛としている快くんは珍しくしゅんとなり俯いた。そして小声で言った。
「だって、星くんとライバルになりたくないし、攻撃なんてしたくないから」と。
「原因って、それ?」
「攻撃してしまうくらいなら、星くんのワイヤーになりたい……」
「ワイヤーって、さっき僕が言ってたワイヤーアクションの?」
快くんは静かに頷いた。
嫌がる理由に対してマイナスなことばかり考えてしまっていた僕は、予想外の言葉に目を見開く。同時に心の奥が温かくもなった。僕はそっと胸に手を置いた。
――どうなるのだろう。僕たちの、舞台。
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