「えっ? なぜ謝るの? 快くんは僕に対して謝ることなんて何もしていないよ」
「だって、練習の時と違うお芝居をたくさんしちゃったから……」
「大丈夫だよ。ベテラン役者のおじさんとかが本番で急にアドリブしたりして客を笑わせてたりすることもよくあるらしいから」
普段凛としている快くんが下を向きながらしょんぼりしている。上手く励ますことができなかったかな。
快くんが落ち込む姿を見るだけでモヤモヤしてきて胸が苦しくなってくる。僕は言葉を懸命に探した。
「快くんのお陰で殺陣が良かったんだよ!」
「えっ?」
快くんは勢いよく僕の顔を見た。
快くんが前向きになってくれそうな言葉を見つけた!
「快くんが陰でたくさん筋トレや練習をしてきたから、僕も頑張れたんだよ!」
もっと言いたい、快くんの良かったところ。
「快くんはかっこいいから、どんな設定にしても似合っていて……だから設定をストーリーに出し切れないぐらいにたくさん考えることができて。快くんのキャラを考えるのがとにかくすごく楽しかったよ!」
もっともっとたくさん伝えたい。快くんの良かったところ。快くんが落ち込まないように、もっと自信を持ってくれるように――
「星くん、ありがとう……」
快くんが笑顔を見せてくれた。
そう、僕が見ていたいのは落ち込んだ快くんではなくて、このレアな笑顔。かっこよくて、でも可愛さもあって、とにかく無敵な笑顔。
「いや、こっちの方が謝りたいぐらいだよ。舞台の上で好き好きオーラ出しちゃったし……もう隠せないよね、僕の気持ち」
昔からたまに誤解されちゃうぐらいに自分の気持ちを表に出すのも、伝えるのも苦手な快くん。そんな快くんが頑張って僕に気持ちを伝えてくれたのだから、僕も頑張って快くんに気持ちを伝えたい。伝えるんだ!
「僕もね、快くんのことが好き! だから付き合ってください!」
快くんは驚いた表情をした。それから「うん」と、柔らかく微笑みながら頷いてくれた。
「まさか、僕たちが付き合うことになるなんてね」
微笑みあった瞬間、開いている窓からふわっと優しいピンク色のような風が入ってきた気がした。
「そろそろ部室に戻ろうか」
「うん」
「だって、練習の時と違うお芝居をたくさんしちゃったから……」
「大丈夫だよ。ベテラン役者のおじさんとかが本番で急にアドリブしたりして客を笑わせてたりすることもよくあるらしいから」
普段凛としている快くんが下を向きながらしょんぼりしている。上手く励ますことができなかったかな。
快くんが落ち込む姿を見るだけでモヤモヤしてきて胸が苦しくなってくる。僕は言葉を懸命に探した。
「快くんのお陰で殺陣が良かったんだよ!」
「えっ?」
快くんは勢いよく僕の顔を見た。
快くんが前向きになってくれそうな言葉を見つけた!
「快くんが陰でたくさん筋トレや練習をしてきたから、僕も頑張れたんだよ!」
もっと言いたい、快くんの良かったところ。
「快くんはかっこいいから、どんな設定にしても似合っていて……だから設定をストーリーに出し切れないぐらいにたくさん考えることができて。快くんのキャラを考えるのがとにかくすごく楽しかったよ!」
もっともっとたくさん伝えたい。快くんの良かったところ。快くんが落ち込まないように、もっと自信を持ってくれるように――
「星くん、ありがとう……」
快くんが笑顔を見せてくれた。
そう、僕が見ていたいのは落ち込んだ快くんではなくて、このレアな笑顔。かっこよくて、でも可愛さもあって、とにかく無敵な笑顔。
「いや、こっちの方が謝りたいぐらいだよ。舞台の上で好き好きオーラ出しちゃったし……もう隠せないよね、僕の気持ち」
昔からたまに誤解されちゃうぐらいに自分の気持ちを表に出すのも、伝えるのも苦手な快くん。そんな快くんが頑張って僕に気持ちを伝えてくれたのだから、僕も頑張って快くんに気持ちを伝えたい。伝えるんだ!
「僕もね、快くんのことが好き! だから付き合ってください!」
快くんは驚いた表情をした。それから「うん」と、柔らかく微笑みながら頷いてくれた。
「まさか、僕たちが付き合うことになるなんてね」
微笑みあった瞬間、開いている窓からふわっと優しいピンク色のような風が入ってきた気がした。
「そろそろ部室に戻ろうか」
「うん」



