快くんのことを考えていると、手伝ってくれた生徒たちもわらわらと集まってきた。シャドウ先生も来た。全員が座り始めたから、僕と快くんは一番後ろの廊下側の席に並んで座った。
「み、皆さま、まずはお疲れ様でした。皆さまが今回のお芝居に関わってくださったお陰で、無事に成功をおさめることができ、本当に感謝しております。今日はお疲れ会を楽しんでくれたら、幸いです!」
緊張した様子で挨拶をした山下くん。挨拶が終わると部室のカーテンを閉め、モニターに映像が流れ始めた。
映像をこうやって観るのも緊張する。自分の芝居を確認するのもだけど、予想外な展開が多数あったし、それに、今、横には快くんがいるし――。
物語は進んでいき、回想の映像シーンが流れてきた。そして撮影の時にどんなふうになるのかなと気になっていた乗馬のシーンが。映像のシーンは僕も意見を言ったけれど、ほとんど綾小路くんと美桜さんにお任せしていた。このシーンは実際カッコよく編集するのは難しいなぁとなり、可愛い雰囲気に仕上げられた。
これはもう駆け回る馬ではなくて、そのままメリーゴーラウンド。ラブを意識していなかった時には感じなかったけれど……見つめ合う時に首をわずかに曲げて微笑みあったりなど指示を受けてした芝居を今あらためて見ると、メリーゴーラウンドに乗っている僕たちは恋人とデートをしているようだ。
ふんわりモードの映像加工との相乗効果でラブラブしている雰囲気がすごい。これが分かる人には分かる、におわせというものなのか?
「へへへ。上手く映像でもにおわせられたなぁ!」と、綾小路くんは満足している。
「というか、本当に可愛い受けの顔をしているかも」
僕の前に座っていた小田川くんは後ろを向き、僕の顔をまじまじと見つめてきた。なんだか恥ずかしくなって顔を伏せようとすると、なんと、快くんが手を大きく開いて僕の顔を小田川くんが見えないように隠してくれた。小田川くんは一瞬驚いた顔をしたものの、何事もなかったかのように前を向いた。
……今の快くんの動き、なんだかボディガードの人みたい。かっこいい!
「快くん、ありがとう」
「うん」
目を合わせて一方的に微笑むと視線を再び舞台映像の方に向けた。
「み、皆さま、まずはお疲れ様でした。皆さまが今回のお芝居に関わってくださったお陰で、無事に成功をおさめることができ、本当に感謝しております。今日はお疲れ会を楽しんでくれたら、幸いです!」
緊張した様子で挨拶をした山下くん。挨拶が終わると部室のカーテンを閉め、モニターに映像が流れ始めた。
映像をこうやって観るのも緊張する。自分の芝居を確認するのもだけど、予想外な展開が多数あったし、それに、今、横には快くんがいるし――。
物語は進んでいき、回想の映像シーンが流れてきた。そして撮影の時にどんなふうになるのかなと気になっていた乗馬のシーンが。映像のシーンは僕も意見を言ったけれど、ほとんど綾小路くんと美桜さんにお任せしていた。このシーンは実際カッコよく編集するのは難しいなぁとなり、可愛い雰囲気に仕上げられた。
これはもう駆け回る馬ではなくて、そのままメリーゴーラウンド。ラブを意識していなかった時には感じなかったけれど……見つめ合う時に首をわずかに曲げて微笑みあったりなど指示を受けてした芝居を今あらためて見ると、メリーゴーラウンドに乗っている僕たちは恋人とデートをしているようだ。
ふんわりモードの映像加工との相乗効果でラブラブしている雰囲気がすごい。これが分かる人には分かる、におわせというものなのか?
「へへへ。上手く映像でもにおわせられたなぁ!」と、綾小路くんは満足している。
「というか、本当に可愛い受けの顔をしているかも」
僕の前に座っていた小田川くんは後ろを向き、僕の顔をまじまじと見つめてきた。なんだか恥ずかしくなって顔を伏せようとすると、なんと、快くんが手を大きく開いて僕の顔を小田川くんが見えないように隠してくれた。小田川くんは一瞬驚いた顔をしたものの、何事もなかったかのように前を向いた。
……今の快くんの動き、なんだかボディガードの人みたい。かっこいい!
「快くん、ありがとう」
「うん」
目を合わせて一方的に微笑むと視線を再び舞台映像の方に向けた。



