【青春BL】舞台ではどうか、好き好きオーラをださないでください。

 探検が終わると、ちょうど昼になった。食事はシャドウ先生の親戚が経営している弁当屋のご飯だ。鶏肉弁当とさば弁当があり、僕はさば弁当を選んだ。鶏肉弁当を選んだ快くんはきちんと食べれているだろうかと、さりげなく何度もチェックした。確認する度に順調に量は減っていて、ラストの鶏肉を箸で掴んで口に入れると無事に完食していた。その姿を確認して安心した僕も、綺麗に完食した。

 午後からは全員でラジオ体操をした後に、走ったり筋トレしたり、発声練習を。役者以外のメンバーも、見学の生徒たちまでもが一緒にしている。殺陣稽古も全員が見学をしていた。あれもこれも、快くん効果だからなのか――特に快くんの出番時の視線は熱かった。僕は本番以外の視線はとても気になり緊張するので、どうにか意識をしないようにしながら快くんと向かい合った。

 僕の役にとって、今回の敵役は快くんとやさぐれ担当の山下くん。そして表向きの味方はやんちゃ担当の小田川くんとおだやか担当の仲本くん、甘えん坊担当の手越くんだ。なので僕は山下くんと戦い、快くんに攻撃を仕掛け、そして快くんから風のような遠距離攻撃を受ける練習をした。快くんがカッコよく剣をひとふりするだけで見学者たちはざわめいていた。

 と、順調にスケジュール通りに進み、近くの銭湯で汗を流して一日を終えた。布団に入ると、疲れたからかすぐに睡魔が襲ってきた。だけど少し経つとぼんやりと目を覚ました。横で眠っている快くんは眠れているかな?