【青春BL】舞台ではどうか、好き好きオーラをださないでください。

 緊張感ある山下くんの説明が終わると、すぐに全員での校舎探検が始まった。この小学校は二階建てで、おじいちゃん世代が通っていた雰囲気のある学校。

「校舎探検、楽しい!」
「まだ明るいのに古い雰囲気だからか、もうすでに幽霊が出そうな感じで、なんかわくわくするね」
「幽霊の話とかやめてよう、怖くて夜トイレひとりで行けなくなるっていうか、行けないよぉ」
「じゃあ手越くんが夜トイレに行きたい時は毎回付き合ってあげるよ」
「絶対だよ!」

 手越くんと仲本くんも、僕のようにいつもよりもオーラが明るくて、楽しそうだ。

 教室や廊下を回りながら、みんないつもよりもテンションが高めなのが伝わってくる。

 快くんは一番後ろで堂々と歩いていた。僕はさりげなく快くんの隣へ。特に話せることはないから無言で並んで歩いた。

――快くんはこの合宿、楽しんでくれるのかな?