【青春BL】舞台ではどうか、好き好きオーラをださないでください。

 少し休憩すると僕たちは体育館に集合した。 今日は演劇部以外の生徒たちも来てくれていた。

音や照明、映像などを当日担当してくれる生徒や舞台をまとめてくれる生徒……そしてイケメン快くんが関わることにより、手伝ってみたいと申し出てくれた人も含めると、想像より来てくれた。

 快くん効果がすごいな。快くん応援隊みたいだ。チラリ快くんに視線をやると、快くんはいつものように堂々と、凛とした雰囲気で座っていた。

 結局今、何人いるんだろう。元々協力してくれる人も含め、一、二、三……おぉ、部員以外は合わせて十人もいる!

 演劇部メンバーを中心に円となり、体育館の中心辺りの床に座ってまとまった。部長の山下くんがスケジュールが載ったプリントを配る。

 そして一週間のスケジュールを軽く説明し始めたので、僕もプリントに目を通した。

「ま、まず、今日の午前中は、この集まり後には校舎探検を行います。午後からは筋トレや発声などの基礎と殺陣稽古を中心にします……で、明日からはそれに加え、強化したいシーンの練習を主にやり、後半は通しでやっていく予定です。詳しくはプリントを――」

 今日の山下くんはまばたきが多いな。説明する人が多くてドキドキしているのかな。芝居以外人前に出るのが苦手な演劇部員たちはこんな時、架空の人物になりきり話すのに。そんな余裕すらない感じなのかな。

「あとは、本番関わってくれる人は練習中は基本、演劇部と共にいてくれたら説明しながらできたりもするので嬉しいです。あとの人は見学しても良いし、小学校で夏を感じてくれても良いし、自由に過ごしてください」

 やさぐれ役担当だけど普段の山下くんはこんなふうに、部員以外にはなかなか丁寧な感じ。