あれ? 快くんがいる!
他の部員はまだ来ていないと思っていたら、校庭にある背の高い鉄棒に快くんがぶら下がっていた。
「快くん……」
少し苦しそうな表情をしているようにも見える。体調良くないのかな?
心配になり、急いで快くんの元へと走った。快くんは僕の姿を見つけた途端に鉄棒から手を離し、ストンと軽々降りた。
「快くん、おはよう」
「うん、おはよう」
「……今日は体調、大丈夫?」
「うん」
「……」
本人が大丈夫だと言っているから大丈夫なのかな? いきなり無理しないでねと声をかけるのも違うかな?
言葉に詰まっていると次々演劇部の部員たちが来た。
「あれ? シャドウは?」
部長の山下くんに質問された僕は校舎の方を見た。
「まだ来てなくて……鍵はシャドウ先生が持ってくるからまだ全員校舎の玄関前に……」
ちなみに〝シャドウ〟とは、演劇部顧問の安達先生のことだ。今年うちの高校に来たばかりの、演劇部を担当している若い女の先生。自己紹介の時に自ら「私はみんなの活躍を見守っていたいから、部活中も影でいるわね。気軽にシャドウと呼んで」と宣言して常に気配を消していた。だからシャドウと呼ばれている。ちなみにいつも部活中は隅でひっそりと見守ってくれている。
僕のスマホに電話が来た。シャドウ先生からだった。
「あっ、おはようございます」
『あぁ、電話出てくれた! 山下くんにも掛けたけれど繋がらなくて……今着いたのだけど、荷物多いから運んでもらっても良い?』
「はい、今向かいます!」
鉄棒付近でわらわらしていた演劇部員は駐車場に向かう。荷物を玄関前に置いた陽キャの美桜さんもついてきた。
他の部員はまだ来ていないと思っていたら、校庭にある背の高い鉄棒に快くんがぶら下がっていた。
「快くん……」
少し苦しそうな表情をしているようにも見える。体調良くないのかな?
心配になり、急いで快くんの元へと走った。快くんは僕の姿を見つけた途端に鉄棒から手を離し、ストンと軽々降りた。
「快くん、おはよう」
「うん、おはよう」
「……今日は体調、大丈夫?」
「うん」
「……」
本人が大丈夫だと言っているから大丈夫なのかな? いきなり無理しないでねと声をかけるのも違うかな?
言葉に詰まっていると次々演劇部の部員たちが来た。
「あれ? シャドウは?」
部長の山下くんに質問された僕は校舎の方を見た。
「まだ来てなくて……鍵はシャドウ先生が持ってくるからまだ全員校舎の玄関前に……」
ちなみに〝シャドウ〟とは、演劇部顧問の安達先生のことだ。今年うちの高校に来たばかりの、演劇部を担当している若い女の先生。自己紹介の時に自ら「私はみんなの活躍を見守っていたいから、部活中も影でいるわね。気軽にシャドウと呼んで」と宣言して常に気配を消していた。だからシャドウと呼ばれている。ちなみにいつも部活中は隅でひっそりと見守ってくれている。
僕のスマホに電話が来た。シャドウ先生からだった。
「あっ、おはようございます」
『あぁ、電話出てくれた! 山下くんにも掛けたけれど繋がらなくて……今着いたのだけど、荷物多いから運んでもらっても良い?』
「はい、今向かいます!」
鉄棒付近でわらわらしていた演劇部員は駐車場に向かう。荷物を玄関前に置いた陽キャの美桜さんもついてきた。



