夏休みにすることを再確認しよう。廃校となった小学校で一週間の合宿と、別の日に遊園地を夕方から貸切り、馬に乗るシーンと芝生で走ったり動き回るシーンなどを撮る。舞台は慣れてきたけれど、映像は撮ったことがないから緊張するかも。
そしてついに合宿の日が来た。
僕はイベント前日の夜は色々な妄想がはかどり、眠れなくなってしまうタイプだから少し寝不足。だけどとても楽しみだから、今日はいつもよりも明るい性格でいられると思う。
場所は自転車で二十分ぐらいのところにある、数年前に廃校となった小学校。演劇部の部員と色々協力してくれる生徒たちは自転車でここに来る。
学校の紺色ジャージを着てリュックを背負い、気持ち良く感じる風に当たりながら自転車で走る。
自転車置き場に着いた。遊園地の撮影日に撮影を担当してくれる、見た目も性格もとても陽キャな動画部の美桜(みお)さんがいた。ちなみに同じクラスだけど教室では話しかけられないから全く交流のない未知な人だった。
「お、おはよう、ございます!」
「おはよう。ここ水でるんだね。出ないと思って、ペットボトルをね、自転車のカゴにいっぱい詰めてきちゃった」
美桜さんの自転車のカゴに視線を向けると2リットルペットボトルの水がぎゅうぎゅうに入った桃色のエコバッグがあった。そして重そうなカメラの機材や合宿中に使う日用品などが入っていると思われる大きなリュックを背負って登場した美桜さんは軽々とエコバッグも抱えた。たくましい、さすが陽キャ。
「ここ、町内のイベントや他の合宿などでも使ったりしているそうで水はいつも使えるみたいです。お伝えしなくて、すいませんでした」
「いやいや謝らないで? 自分で調べれば良かった話なんだから。さて、学校ではどんな動画が撮れるかな~」
美桜さんはるんるんしながら校舎の方に向かっていった。あんなに荷物を抱えているのに軽々とスキップしている。
僕も校舎の方へ向かう。紺色ジャージのかたまりが見えてきた。演劇部員以外の生徒五人が校舎の玄関前に集まっている。演劇部のメンバーは僕以外はまだ来ていない様子。いつもよりも明るい僕だけど、あんまり慣れていない人たちの中にぽつんといると挙動不審になるタイプだから、今それ。僕の視線はふらふらしすぎて、それはもう、溺れそうな泳ぎ方をしていた。その視線を校庭に向ける。
そしてついに合宿の日が来た。
僕はイベント前日の夜は色々な妄想がはかどり、眠れなくなってしまうタイプだから少し寝不足。だけどとても楽しみだから、今日はいつもよりも明るい性格でいられると思う。
場所は自転車で二十分ぐらいのところにある、数年前に廃校となった小学校。演劇部の部員と色々協力してくれる生徒たちは自転車でここに来る。
学校の紺色ジャージを着てリュックを背負い、気持ち良く感じる風に当たりながら自転車で走る。
自転車置き場に着いた。遊園地の撮影日に撮影を担当してくれる、見た目も性格もとても陽キャな動画部の美桜(みお)さんがいた。ちなみに同じクラスだけど教室では話しかけられないから全く交流のない未知な人だった。
「お、おはよう、ございます!」
「おはよう。ここ水でるんだね。出ないと思って、ペットボトルをね、自転車のカゴにいっぱい詰めてきちゃった」
美桜さんの自転車のカゴに視線を向けると2リットルペットボトルの水がぎゅうぎゅうに入った桃色のエコバッグがあった。そして重そうなカメラの機材や合宿中に使う日用品などが入っていると思われる大きなリュックを背負って登場した美桜さんは軽々とエコバッグも抱えた。たくましい、さすが陽キャ。
「ここ、町内のイベントや他の合宿などでも使ったりしているそうで水はいつも使えるみたいです。お伝えしなくて、すいませんでした」
「いやいや謝らないで? 自分で調べれば良かった話なんだから。さて、学校ではどんな動画が撮れるかな~」
美桜さんはるんるんしながら校舎の方に向かっていった。あんなに荷物を抱えているのに軽々とスキップしている。
僕も校舎の方へ向かう。紺色ジャージのかたまりが見えてきた。演劇部員以外の生徒五人が校舎の玄関前に集まっている。演劇部のメンバーは僕以外はまだ来ていない様子。いつもよりも明るい僕だけど、あんまり慣れていない人たちの中にぽつんといると挙動不審になるタイプだから、今それ。僕の視線はふらふらしすぎて、それはもう、溺れそうな泳ぎ方をしていた。その視線を校庭に向ける。



