「山田さん、大丈夫?怪我してない?」
なんて優しい人なのだろうか。ぶつかられたというのに、九条さんは私の心配をしてくれた。
「大丈夫です。九条さんこそ大丈夫ですか?」
「俺は大丈夫だよ。…山田さん、落とし物」
九条さんが私のスマホを拾ってくれた。普通なら拾ってもらってありがとうございますと思うはず。
でもこの時の私はピンチだった。見られたくない人に見られてしまった。今日購入したシチュエーションCDの再生画面を。
「見ましたか?スマホの画面を…」
見てないと言ってほしい。お願いします、神様…。
「ごめん。見るつもりはなかったんだけど、たまたま見えちゃって。イケメン彼氏とイチャイチャする甘い夜に…〜セクシー甘トロボイス〜?ってやつがね…」
九条さんがCDのタイトル名を読み上げた。何も知らない九条さんに悪気はない。スマホの画面を見たかと尋ねられ、その問いに答えただけだ。
でもここはまだ会社だ。もし他の人に聞かれていたら恥ずかしくて、もう会社にはいられない。
「九条さん、私のスマホを拾ってくださり、ありがとうございます」
慌てて九条さんの手から私のスマホを奪い取った。拾ってもらったというのに、この態度は有り得ないが、今はそれどころではなかった。
なんて優しい人なのだろうか。ぶつかられたというのに、九条さんは私の心配をしてくれた。
「大丈夫です。九条さんこそ大丈夫ですか?」
「俺は大丈夫だよ。…山田さん、落とし物」
九条さんが私のスマホを拾ってくれた。普通なら拾ってもらってありがとうございますと思うはず。
でもこの時の私はピンチだった。見られたくない人に見られてしまった。今日購入したシチュエーションCDの再生画面を。
「見ましたか?スマホの画面を…」
見てないと言ってほしい。お願いします、神様…。
「ごめん。見るつもりはなかったんだけど、たまたま見えちゃって。イケメン彼氏とイチャイチャする甘い夜に…〜セクシー甘トロボイス〜?ってやつがね…」
九条さんがCDのタイトル名を読み上げた。何も知らない九条さんに悪気はない。スマホの画面を見たかと尋ねられ、その問いに答えただけだ。
でもここはまだ会社だ。もし他の人に聞かれていたら恥ずかしくて、もう会社にはいられない。
「九条さん、私のスマホを拾ってくださり、ありがとうございます」
慌てて九条さんの手から私のスマホを奪い取った。拾ってもらったというのに、この態度は有り得ないが、今はそれどころではなかった。
