「では、王妃様がお待ちですので、こちらへ。」
マーサの後について歩いていくと、庭園の方へと案内された。
外なんだ・・・。
リアがキョロキョロしていると、クリスたちが立っているのが目に入り少しホッとした。
ルーファスも加わっていた。
ヘンドリック先輩も正装になってる・・・。
ヘンドリックと視線が合い、目で語り合った。
お互い大変だったね・・・、と。
4人と合流し、少し歩くと白く塗られた美しい東屋が見えてきた。
そこには若草色のドレスを着た女性が座っており、クリスが声をかけた。
「母上、生徒会のメンバーを連れてきました。」
まずはルーファスが初めに挨拶をし、ヘンドリックがそれに続いた。
最後にリアが緊張しながら挨拶をした。
「お初にお目にかかります。リア・アーロンと申します。アーロン男爵家の長女でございます。」
リアの顔をまじまじと見つめた王妃は、目に涙をためている。
「ああ、リア・・・よく来たわね。」
気が付けば、リアは王妃に抱きしめられていた。
えっ、なんで・・・?
リアは慌てふためいた。
王妃の肩越しにクリス王子と目が合ったので、彼に助けを求めた。
しかし、クリスは肩をすくめ首を横に振った。
わあ、見捨てないでください・・・。
「女性同士で話したいこともあるでしょうし、男性陣は別の場所で語らいますね。では。」
なんとクリスはそう言うとニッコリ笑い、今来た道を戻って行ってしまった。
ジークフェルドとルーファスもすっとそれに続いた。
ヘンドリックは心配そうにリアの方を見た後、ペコっと頭を下げ王子たちを追いかけて行った。
ああ、置いていかないでください。
っていうか、ヘンドリック先輩だけでも置いていって下さい。
しばらく王妃はぎゅうっとリアを抱きしめていたが、やがて体を離すとリアの顔をのぞきこんだ。
「ごめんなさい。びっくりしたわね。あなたは亡くなった私の妹にそっくりなの。」
エミリア王妃は隣国リンドブルムの出身だ。
妹姫は、たしか十数年前に事故で亡くなったと歴史の授業で教わった。
もしかして、私がその妹姫様に似てるってクリス様が王妃様にお伝えしたから、一度会いたいという話になったのかな。
リアは王妃の顔を初めてじっと見た。
母さまに似ている・・・。
リアは母親似とよくいわれた。
王妃様と母さまが似ていて、母さまと私が似ていたら、私とその妹姫さまが似ていてもおかしくないよね。
自分が王宮に呼ばれた意味が、なんとなく納得できてリアは少し落ち着いた。
「最後にあの子に会ったのは、今のあなたよりもう少しお姉さんだったけど、ずいぶん前なの。その後も、会おうと思えば、会うことくらいできたはずなのに・・・。」
王妃はそう言うと再び涙ぐんだ。
妹姫さまが亡くなったのは15,6年前よね??
王妃の言葉の意味が理解できず、リアは首をかしげた。
そんなリアにエミリアは真剣な表情でお願いをしてきた。
「お願い。一度でいいから”お姉さま”って言ってみて。」
その言葉にリアはギョッとして王妃を見た。
マーサの後について歩いていくと、庭園の方へと案内された。
外なんだ・・・。
リアがキョロキョロしていると、クリスたちが立っているのが目に入り少しホッとした。
ルーファスも加わっていた。
ヘンドリック先輩も正装になってる・・・。
ヘンドリックと視線が合い、目で語り合った。
お互い大変だったね・・・、と。
4人と合流し、少し歩くと白く塗られた美しい東屋が見えてきた。
そこには若草色のドレスを着た女性が座っており、クリスが声をかけた。
「母上、生徒会のメンバーを連れてきました。」
まずはルーファスが初めに挨拶をし、ヘンドリックがそれに続いた。
最後にリアが緊張しながら挨拶をした。
「お初にお目にかかります。リア・アーロンと申します。アーロン男爵家の長女でございます。」
リアの顔をまじまじと見つめた王妃は、目に涙をためている。
「ああ、リア・・・よく来たわね。」
気が付けば、リアは王妃に抱きしめられていた。
えっ、なんで・・・?
リアは慌てふためいた。
王妃の肩越しにクリス王子と目が合ったので、彼に助けを求めた。
しかし、クリスは肩をすくめ首を横に振った。
わあ、見捨てないでください・・・。
「女性同士で話したいこともあるでしょうし、男性陣は別の場所で語らいますね。では。」
なんとクリスはそう言うとニッコリ笑い、今来た道を戻って行ってしまった。
ジークフェルドとルーファスもすっとそれに続いた。
ヘンドリックは心配そうにリアの方を見た後、ペコっと頭を下げ王子たちを追いかけて行った。
ああ、置いていかないでください。
っていうか、ヘンドリック先輩だけでも置いていって下さい。
しばらく王妃はぎゅうっとリアを抱きしめていたが、やがて体を離すとリアの顔をのぞきこんだ。
「ごめんなさい。びっくりしたわね。あなたは亡くなった私の妹にそっくりなの。」
エミリア王妃は隣国リンドブルムの出身だ。
妹姫は、たしか十数年前に事故で亡くなったと歴史の授業で教わった。
もしかして、私がその妹姫様に似てるってクリス様が王妃様にお伝えしたから、一度会いたいという話になったのかな。
リアは王妃の顔を初めてじっと見た。
母さまに似ている・・・。
リアは母親似とよくいわれた。
王妃様と母さまが似ていて、母さまと私が似ていたら、私とその妹姫さまが似ていてもおかしくないよね。
自分が王宮に呼ばれた意味が、なんとなく納得できてリアは少し落ち着いた。
「最後にあの子に会ったのは、今のあなたよりもう少しお姉さんだったけど、ずいぶん前なの。その後も、会おうと思えば、会うことくらいできたはずなのに・・・。」
王妃はそう言うと再び涙ぐんだ。
妹姫さまが亡くなったのは15,6年前よね??
王妃の言葉の意味が理解できず、リアは首をかしげた。
そんなリアにエミリアは真剣な表情でお願いをしてきた。
「お願い。一度でいいから”お姉さま”って言ってみて。」
その言葉にリアはギョッとして王妃を見た。

