ライオンのサーカス


 


 前に来た時の車と同じ様に、馬車はお城の正門から入っていった。

 お城の中に入り付き人達とすれ違うと、付き人達は恭しくお辞儀した。

 金色の手摺のあるステージの様なお城の大きな階段を登っていくと、既に舞踏会は始まっていた。

 金の縁飾りの舞台の上の楽隊の奏でる美しい音楽に乗せて、豪華な大広間で貴族や皇族たちがダンスを踊っていた。

 最初にシロウが手を取ってモネをホールへ連れて行った。

 ダンスをするモネとシロウに、カナトは怒り笑いをし、ユウタはしれっとしながら順番を待った。

 一曲踊り終わると、すぐにカナトがやって来た。

 カナトのリードでダンスしながら、モネはやっぱりカナトと自分はぴったりなんじゃないかと思った。

 幼なじみで遠慮がない分、ダンスがスムーズなのだ。
 やっぱり自分とカナトは相性が良い。

 
 ダンスの続き、カナトはモネを引き寄せたついでに、

「お前を永遠に愛してるよ」

 と甘く囁いた。