ライオンのサーカス






 次の日の学校の休み時間、モネが図書室に行くと、図書室ではユウタが一人で勉強をしていた。


「あ、モネ」
 
 ユウタはモネに気づいて片手をあげた。


「ユウタ」

「ちょっと久しぶりですよね。授業もこの頃やってなかったし。この頃はどう過ごしてたんですか?」


 ユウタは開いていた本を閉じると、モネに座る様に促した。


「サヤ様からの招待状、僕にも来ましたよ。」

 
 ユウタは言いながら、杖をしまった。
 

「お城の方達は優雅ですね。姉達もしょっちゅう、夜会に呼ばれてます。良い婚活になるんだそうです。」

「へえ」

「僕は呼ばれたのは初めてです。まだ大人じゃないからっていうか、僕が舞踏会とか好きじゃないこと言ってあって。誘わないで貰ってるんですよ」

「好きじゃないの?」

「あんまり。仰々しい事苦手で。1人で魔法の勉強してる方が余っ程ためになる。でも、モネが行くなら僕も行きますよ。」


 それから、


「そうそう、姉達にも、もうそろそろ適当な歳下の恋人見つけてもらわなきゃ」


 と言った。そして、


「年上の女の人に歳下の男が付くとうまくいくって言いません?」


 と聞いた。


「そうなの?」

「そうなんですよ。カナトさんとシロウさんはモネと同じ年ですよね。それで僕が歳下でしょ?」


 ユウタはニッコリ笑って、


「僕モネとうまく行くと思いますよ」
 

 と言った。