「今日は授業が早く終わったね。シロウを撒いて、僕がモネの家の道へ一緒に来れて良かった。あいつが一緒だったら、どうせ碌なこと言い出さないんだから。」
「そんな……」
「この頃はお前の魔力が安定してるからって、シロウがお前をピクニックに連れて行きたがってる。モネのフィアンセは僕だ。言っとくけど、シロウと出かけたりなんかしたら一生許さないからな。」
学校が終わって、モネとカナトが話しながらモネの家へ歩いて行くと、郵便受けに一通の手紙が入っていた。
「王室から……だって」
「ふーん、なんだろうな」
モネから手紙を受け取ると、カナトが封を切った。
手紙はサヤからだった。
手紙には達筆な字で、モネ達がお城の舞踏会へ招待された事が書かれていた。
「舞踏会だって」
「ふーん、面白そうだな」
モネとカナトは、頷いて、手紙を持って家の中へ入った。



