ライオンのサーカス


 



 
 どれくらい眠っていただろう。

 しばらくモネが休んでいると、チャイムの音が鳴って、誰かがやって来た。

 やっとのことで起き上がり、モネが玄関へ向かうと、ドアを開けて立っていたのはユウタだった。


「モネ。」


 ユウタが口を開いた。


「アトリエの水晶玉でモネを見てたら、具合が悪そうだったんで、様子を見に来たんです。やっぱり体調を崩してますね。」

「頭痛くて……」

「大丈夫ですよ。力を抜いて。リラックスして。魔法で縮めてベッドまで運んであげますから。」


 ユウタが杖を一振して呪文を唱えると、モネの姿はしゅるしゅると縮み30センチ位になった。

 ユウタはモネを肩にもたれさせてやさしく抱き上げると、パタンとドアを閉めて、モネの自室へ向かった。