ライオンのサーカス



 


 サヤの反応の方が早かった。

 サヤは杖を抜くとモネの腕を掴んだ男に光の矢を放った。

 男は呻いて後ずさると、もう一人がモネを抱えて走り出した。

 サヤが向こうの方を見ると、曰く有りげな男達がこっちへ近づいてくる。


 ────5.6人なら。


 サヤは一瞬考えたが、相手は余程うまく集めたのか20人ほどだった。

 
 ────多勢に無勢か。


 サヤは光の矢を放ちながら、後退してカナトの商会へ向けて走り出した。