ライオンのサーカス

 



 丁度その頃、モネの家の前では、シロウと5人のお城の付き人達が言い合いをしていた。


「だから、サヤの事は知らないって言っているでしょう」


 シロウが言った。

 

「しかし……」

「僕はモネに会いに来たんですよ。それを一緒にお姫様を探せだ?。知りませんよ。迷惑です。」

「多分サヤ様はモネ様を誘って出掛けられたと……」

「知りませんよ。モネだってバカじゃないから、あんな危険なお姫様と2人で遠出なんかするはずない。大体、付き人の癖に、何で位置探査レーダー持ってないんですか」

「元々は持っていました。みんなサヤ様に取り上げられたのです!」

「知りませんよそんな事。困ったな、貴族は位置探査レーダーは持たないんですよ。個人の位置を特定するのは上品じゃないことになってて。モネも居ないし。どうしようか……」


 と、そこへ、向こうの道の方から、カナトが現れた。