ライオンのサーカス


 


 モネとサヤは城下町の廃屋に来ていた。

 廃屋は一回火事で焼け焦げていて、壁は所々焼け落ちている。
 黒っぽい炭の匂いがして、辺りは閑散として人けが無かった。


「ここが……」


 モネが廃屋をのぞくと、中から何か視線らしいものが。
 モネはぞっとして、サヤの袖を掴んだ。


「行きますわよ。」


 サヤは平気な顔で、杖から光を出して、壊れているドアから廃屋の中に入っていった。
 慌ててモネが後に続くと、古びて汚れた床がギイギイ軋む音がする。