限界王子様に「構ってくれないと、女遊びするぞ!」と脅され、塩対応令嬢は「お好きにどうぞ」と悪気なくオーバーキルする。

 そうだ。出会ったばかりのあの時とは、違う。こんなにも、二人の距離は縮まった。今、俺が呼びかけて手を振れば、きっと笑って手を振り返してくれるはずだ。

 俺はずっと、あの子の可愛い笑顔が見たかったんだ。