数ヶ月一緒に居て、キスだって何度もしている。それなのに、やっぱりどうしても、恥ずかしいのだ。
彼のことが好きだと、やっと正面から言えるようになったから。
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結局のところ、急ぎお会いした父王イエルク様は、王妃アニータ様のあれこれを事前にご承知なようだった。
どうしようもない弱みを持つ私を使って自分の姪が成人するまでの時間を延ばし、義理の息子が思い通りに動かないなら消してしまおうと思ったことも、既に知っているようだ。
けれど、彼女がやったという決定的な証拠が揃うまでは、泳がせているらしい。私のことも「ギャレットの婚約者として戻りたいのなら許すが、二度目は絶対に許さない」と笑って言っただけで、特にお咎めなしだった。
イエルク様は王座にある為政者として厳格で有名な方だけど、ギャレット様のお父様だと言われれば確かによく似ていた。
お茶目な一面も可愛らしく「別に何もかも、すべて真実を明かす必要ない」として、私はイーサンと共にとある人物に脅されていたから一芝居打ったことになった。
王妃様は、これをどう思うだろうか。



