君といた日々。


4
翌日
今日は、試しに海に行って、フィオナを呼んでみることにした。
「母さん!海に行ってくるね!」
と、僕は靴を履きながら言った。
「行ってらっしゃい。あ、そうだ。」
何か思い出したようだったので、僕は後ろを向いた。
「ん?」
「フィオナちゃん、家に連れてきても大丈夫だからね。」
母さんは、優しく微笑みながらそう言った。
「ありがとう!」
「気をつけてね〜」
「は〜い!」
母さんに返事をして、僕は家を飛び出し、海へと向かう道を歩いた。
今日の天気は快晴で、とても気持ちがいい日だった。
僕は、空を見ながら歩く。
カモメが空を飛んでいる。
太陽の陽の光は、いつもと変わらず明るくて暖かい。
家の屋根。
色々な雲の形。
視界に入ってくるものを眺めていたら、いつの間にか浜辺についていた。
ついてからしばらく、波の音を聞いていた。
フィオナは人魚だから、人気のないところのほうが出てきやすいと思い、静かな浜辺に来た。
波の音を聞いていると、なんだか心が落ち着く。
「海って、本当に綺麗だな。よし!」
僕は両手をぐっと握った。
『フィオナ。』
と、心の中で強く思った。
響くのは波の音と、カモメの声だけ。
「、、、本当に、来るのかな、、、?」
不安に思っていたその時。
「お〜いっ!(笑)」
嫌なあいつの声が聞こえた。
心臓がドクリと跳ねたのを感じる。
僕は恐る恐る、後ろを振り向く。