200文字でゾクっと怖い短編集

「これは、本当にウミガメのスープですか?」

私は念を押した。

「ええ、間違いなく」

ウェイターは微笑んだ。
ひと口すすった私は、黙ってスマートフォンを取り出す。

「もしもし、警察ですか」

ウェイターの笑みが消えた。

「この店で人肉が提供されてます…ええ。“ウミガメのスープ”が隠語になっているようです」

少し間を置いて、付け加える。

「知ってる味です、間違えようがないですよ」